高崎映画祭・来月25日から 「見るべき59作品」 地元FC協力作品を特集
高崎映画祭委員会は17日、第31回高崎映画祭(3月25日~4月9日)の上映59作品を発表した。昨年の映画界を彩った邦画、洋画のほか、最優秀作品賞を受賞した「淵(ふち)に立つ」をはじめ「この世界の片隅に」や「シン・ゴジラ」など“見るべき映画”をラインアップ。志尾睦子プロデューサーは「どうしても伝えたい『この一本』を選んだ。作り手の意思と気概を感じてほしい」と話している。
受賞作品では「湯を沸かすほどの熱い愛」「海よりもまだ深く」「ケンとカズ」など9作品を上映。邦画セレクションとして、低予算ながら映画監督の豊かな表現力が堪能できる「ジョギング渡り鳥」、女子高校生の葛藤をみずみずしい感性で描いた「ハローグッバイ」、日本映画界を席巻した「シン・ゴジラ」などの7本をそろえた。
高崎フィルム・コミッション協力作品を集めた「高崎印(じるし)」を今回初めて特集する。高崎市などで撮影された「14の夜」「セーラー服と機関銃―卒業―」「神宿(かみやど)スワン」「64―ロクヨン―前編」「64―ロクヨン―後編」が上映される。
洋画セレクションは、タイのアピチャッポン監督「光りの墓」やカンボジアのソト・クォーリーカー監督「シアター・プノンペン」など県内初上映作を中心とする11作品。
また、気鋭の監督を特集する「監督たちの現在(いま)」では、2015年の伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞で短編の部のグランプリを獲得した「とっとこ将太」、同市出身の飯塚花笑監督の「海へゆく話」など13作品が上映される。
市文化会館や高崎電気館など4会場で上映する。各種チケットの前売り券は18日から3月24日まで、シネマテークたかさき(☎027・325・1744)などで販売する。群馬音楽センターで3月26日開かれる授賞式のチケットは、3月4日午前10時からチケットぴあ(☎0570・02・9999)で申し込みを受け付ける。
【写真】ホリゾント賞を受賞した「この世界の片隅に」(c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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