魅力度は低いけど、県の形に対する愛情はどこよりも深い? 各都道府県をかたどったピンバッジ、群馬県版がダントツ人気 栃木県版も3位
地図大手ゼンリン(北九州市)が各都道府県をかたどった「47都道府県ピンバッジ」を販売しているのをご存じだろうか。そこで爆発的な人気を誇るのが「群馬県」。魅力度ランキングでは常に下位を争う群馬県だが、「鶴舞う形」で親しまれている県の形に対する愛情は、他のどの都道府県よりも深いらしい。
10月28日の群馬県民の日に合わせ、ゼンリンが短文投稿サイトのX(旧ツイッター)の公式アカウントで公表したピンバッジの売れ行きによると、群馬県版はダントツの1位。都道府県別の売れ行きと全国平均を比較した「販売指数」は「7.2」を記録した。全国平均1.0から見て、どれだけ人気なのか、〝愛県心〟に長けているかが分かる。
都道府県ピンバッジは今年3月に発売。金、銀の2色展開で、市区町村の境が細かく刻印された精巧なつくりでヒットした。同社のオンラインストア「マップデザインギャラリー」では群馬県版が最も早く、わずか3日で完売。その後は再販と売り切れが繰り返されたことなども話題を呼んだ。
ちなみに、群馬県版に続いて指数が高かったのが佐賀県版、次いで栃木県版。魅力度ランキングでトップの座に君臨する北海道や2位の京都府、最も人口の多い首都・東京都、西の雄・大阪府などがベスト10にも入っていないというから、何とも不思議だ。
ゼンリンは10月20日、都道府県の形を名産品や名所などからイメージした色で表現した新商品「街まち 47パレット カラーピンズ」も発売。群馬県版はコンニャクイモをイメージしたグレーと赤紫で、栃木は特産のイチゴをイメージした赤や緑、茨城はネモフィラから取った青や緑で表現している。イメージしたのはコンニャクイモだが、グレーと赤紫の配色が絶妙で、お察しの通り、群馬県版はオンラインストアで即日完売した。栃木、茨城両県版のカラーピンズも発売から10日以内で売り切れたという。
現在、ピンバッジは金、銀ともに群馬県版は入荷待ち、カラーピンズに関しては、茨城と群馬県版は入荷待ちだが、栃木版は購入可能という。購入はこちらから。