栃木市中心部で11月11日から歌麿まつり 目玉イベント“歌麿道中”の花魁役は高校教師

下野新聞
2023年11月6日

栃木県栃木市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿をテーマとした多彩なイベント「第12回歌麿まつり」が11~26日、蔵の街大通りなどの栃木市中心部で開かれる。歌麿が描いた世界を再現する目玉の「歌麿道中」の花魁役には宇都宮市在住、高校教諭和久井瞳さん(26)が選ばれた。

歌麿と栃木のつながりをPRするため、市民団体「歌麿を活かしたまちづくり協議会」が主催している。今年は栃木県誕生150年記念イベントとして開催する。

歌麿道中は11日午後1時から塚田歴史伝説館付近、同3時からとちぎ山車会館付近で実施。一般から募集した花魁やカムロ(子役)など10人と、歌麿らの役の市民と俳優3人が蔵の街を優雅に練り歩く。

⇒栃木市中心部に弁当カフェがオープン 人気の「店舗を持たない総菜屋」が事業者に

14人の応募者から選ばれた和久井さんは3月まで栃木市内に住んでおり、勤務先の生徒が参加した昨年の道中を見て応募を決めた。「蔵の街の散策やカフェ巡りをして過ごした大好きな街で小江戸の情緒を再現し、花を添えられるよう務めたい」と意気込んでいる。

期間中は計17のイベントを企画している。11日夜は境町の瀬戸河原公園周辺で、仕掛け花火と300人の手持ち花火で巴波川を彩る「歌麿花火 雪月花」を初開催する。11日午後4時から幸来橋で行うライブ「幸来橋音祭」も復活する。

(問)同協議会(栃木市蔵の街課内)0282・21・2573。