忍びの世界を体感 岩櫃真田忍者ミュージアム(群馬県東吾妻町)《見たい 行きたい》

上毛新聞
2023年11月6日

戦国武将の真田氏は、岩櫃(いわびつ)城(現在の群馬県東吾妻町)を上州の拠点の一つとした。忍者を従えて活躍したとされる真田氏にちなみ、同町のJR群馬原町駅前に2021年に開業したのが忍者道具の展示と体験施設「岩櫃真田忍者ミュージアム(にんぱく)」だ。

運営するのは合同会社「岩櫃城忍びの乱」(斎藤貴史代表)。国内外の研究者らが所属する「国際忍者学会」の加盟団体でもある。斎藤代表は「真田氏に仕えた吾妻忍者の魅力を発信し、地域振興につなげたい」と狙いを語る。

施設の入り口は二手に分かれ、右側は忍者の道具・武器の展示室、左側は忍者になりきってアトラクションを楽しめる体験コーナーだ。忍具は収集家の山岸賢司さん(故人)からの寄贈品が中心で、国内最大級の300点超をそろえ、手裏剣、鎖鎌、まきびしなどがずらりと並ぶ。

体験コーナーは親子連れに人気でリピーターもいる。真田幸村と仮想現実(VR)で戦うチャンバラゲームは、 ゴーグルを装着して戦場にいるような迫力ある映像を見ながらコントローラーを振る。来館者から「なぜ幸村と戦うのか」と冷静な突っ込みもあるというが、真田氏の強さを体感するのがコンセプト。陣羽織や忍者の衣装をまとって遊べば大いに盛り上がる。

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