焼き芋発泡酒 茨城・行方市、特産PR

茨城新聞
2023年10月12日

茨城県行方市特産のサツマイモ「行方かんしょ」の魅力をPRしようと、同市は「さつまいもの日」に当たる13日に発泡酒「焼き芋メドレー」を発売。市ブランド戦略課によると、焼き芋を原料としたアルコール飲料はビール「行方の紫福」に次いで2例目。

新商品の命名に当たり、JAなめがたしおさいが取り組む「品種リレー出荷体制」に着目。年間通じて最もおいしい時期が異なった品種をリレー形式で出荷し、供給を続けられる体制のことで、「焼き芋メドレー」も時期によって使用されるサツマイモの品種が「紅あずま」「紅はるか」「紅まさり」と変わる。このことから、焼き芋アンバサダーの天谷窓大さんが名付けた。

また、原料をサツマイモではなく焼き芋にすることで、風味や香ばしさが加わり、飲みやすい仕上がりになったという。

「焼き芋メドレー」は、アルコール度数5%。330ミリリットル入り700円。ECサイト「なめがたさんちの特選マルシェ」やふるさと納税返礼品などで取り扱う。このほか、サツマイモを使用した商品を取り扱う「さつまいも博365」(東京都豊島区)で13日に試飲や販促PRを行ったり、各地のイベントにブースを出店したりする予定という。

同課の担当者は「一口に『行方かんしょ』と言っても、いろいろな種類がある。時期によって変わる発泡酒の味わいを楽しんでもらいながら、行方のサツマイモのバリエーションの豊富さを感じてほしい」と呼びかけた。