群馬・太田、大泉と埼玉・熊谷の3市町が秋の夜空に1万発 11月4日に初の合同花火大会 

上毛新聞
2023年10月10日

群馬県太田市と大泉町、埼玉県熊谷市は11月4日、3市町に面した利根川河川敷で「刀水橋花火大会」を合同で初めて開催する。地域間の交流を促進することが目的で、打ち上げ花火の特質を踏まえ、予算面からも3市町が面する同河川敷で合同で開催することが合理的と判断した。約1万発を秋の夜空に打ち上げる。

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既に概要を公表した熊谷市によると、花火は同市の利根川総合運動公園多目的ゴルフひろば(旧妻沼ゴルフ場)付近から打ち上げる。観覧場所は対岸に位置するとね運動場(同町仙石)に用意し、露店エリア2カ所と大会本部を同所に配置する。

開催時間は午後6~7時の1時間で、悪天候の場合は翌5日に延期する。大会プログラムは6部構成で、3市町それぞれのパートなどを用意し、スターマインや大玉スターマインなどを打ち上げる。開催時刻の前後には大泉町内の一部道路で交通規制を実施し、利根川に架かる刀水橋歩道橋を通行止めとする。

主催は3市町でつくる実行委員会(会長・清水聖義太田市長)で、予算は大会事務局を担当する太田市が1500万円、大泉町が750万円、熊谷市が500万円をそれぞれ負担する。合同開催の花火大会を巡っては、昨年12月末に開かれた同町の定例会見で構想が公表され、開催に向けた協議が進められてきた。

熊谷市は「利根川の河川敷という3市町に面した都合の良い場所があり、合同で開くのが合理的と判断した」と開催の経緯を説明。太田市は「パナソニックラグビー部を通じた交流と連携を深めたい」と期待し、大泉町は「住民に楽しんでもらえるよう精いっぱい準備を進めていきたい」と話している。

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