ライブやショー製糸場で6日間 富岡、来月「ランウェイ」
観光庁の観光再始動事業に採択されたイベント「富岡製糸場 ワールド ヘリテージ ランウェイ」について、富岡市は22日、概要を発表した。10月6~8日と13~15日の6日間、世界文化遺産の富岡製糸場を中心にプロジェクションマッピング(PM)やライブ、ファッションショー、ライトアップなどを行う。来場者は約6000人を見込む。
コロナ禍で減少したインバウンド(訪日客)の回復などを目的に開く。製糸場周辺の観光は夜間周遊が課題で、各企画はいずれも夕方から夜間にかけて行う。市と民間事業者などでつくる実行委員会が主催する。
製糸場の西置繭所前で6~8日と13日、横幅約45メートルの巨大PM(約10分間)を実施。シルクや四季折々の草花など地域の歴史を感じる内容となる。14、15の両日は同所前の特設ステージで、太田市出身のDJ「DE DE MOUSE」らが出演するライブとモデルらによるファッションショーを開く。
イベント期間中は東置繭所や旧韮塚製糸場をライトアップする。市役所前のしるくるひろばで、地面に映る光を楽しめる「NAKEDディスタンス提灯(ちょうちん)」を有料で貸し出し、夜間周遊を促す。イベントに賛同した周辺飲食店などは夜間営業する。
料金はPM(午後6~8時)が1500円。ライブとファッションショー(午後5時半~8時)が自由席4500円、立ち見席3500円。製糸場内のイベントは入場料を含む。チケット販売サイト「ZAIKO」などで購入できる。問い合わせは観光交流課(☎0274-62-5439)へ。