新たな魅力発信へ 茨城・高萩市 特産開発やカレンダー制作

茨城新聞
2023年9月16日

茨城県高萩市は、地域活性化に関心のある人を県内外から集め、新たな観点から魅力を発信してもらう「高萩未来構想LAB」を始動させた。参加者は市の名物食用ホオズキを使用した特産品の開発や移住者向けのデジタルカレンダーの制作を行う。市は取り組みを通して市外の人から興味を持ってもらい、関係人口の増加や市の知名度アップを目指す。

参加者は首都圏を中心に観光、飲食、広告制作など幅広い分野で活動している県内外の20~70代の男女11人。8月27日に同市に集まり、現地見学・交流会が行われた。

参加者は、商品開発とカレンダー制作の2グループに分かれ、同市上君田のホオズキ農家を訪問。商品開発グループはホオズキの味や旬、保存法などを学んだ。カレンダーグループはホオズキや市内の観光地などを写真に収めた。移動や昼食の際には、メンバーがこれまで培ってきた経験を基にカレンダーのコンセプトや調理法などの意見を出し合った。

今後はグループごとに同市を訪れ、交流サイト(SNS)を通じて作業を進める。市は12月に活動成果を発表する報告会を開く予定。

商品開発グループの吉野善太さん(28)はホオズキを食べ、「おいしかった。今後の開発が楽しみ」と話した。