北関東自動車道の壬生PAにスマートIC 栃木・壬生の道の駅周辺、国交省が整備許可

下野新聞
2023年9月10日

国土交通省は8日、自動料金収受システム(ETC)専用のスマートインターチェンジ(IC)として、北関東自動車道壬生パーキングエリア(PA)の「仮称・壬生PAスマートIC」(栃木県壬生町国谷)の整備を許可したと発表した。

これを受け壬生町は、本年度内にネクスコ東日本と事業実施に向けて協定を締結し、県と連携しながら現地測量や路線測量などを行う。来年度は道路詳細設計と、地元説明会や用地買収などを行い、スマートICの早期着工を目指す。

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壬生PAは壬生ICから西へ約1.7キロ。近くには壬生町総合公園やとちぎわんぱく公園を含む「道の駅みぶ」がある。町や県の要望を受け、同省が昨年10月、正式な候補地として決定した。

小菅一弥町長は同日、「スマートICが道の駅みぶ周辺地区の発展と地域の利便性向上につながるよう、しっかりと事業を進めていきたい」とコメントした。

このほか同省は、関越道上越線の屋代(長野県千曲市)など3カ所の整備と、自治体が主体となって整備する地域活性化ICに沖縄道の池武道(沖縄市)の新設も許可した。