児童の絵がまちかど彩る 商店街や施設15カ所に期間限定ギャラリー(群馬・安中市)

上毛新聞
2023年9月2日

群馬県安中市松井田地区の商店街や施設計15カ所に、期間限定の「まちかどギャラリー」がお目見えした。安中松井田小(田島浩之校長)の児童が描いた絵画を中心にした作品が、各所に2~9点ずつ展示されている。柔軟な発想の力作が並ぶギャラリーは、市民らから「ほほえましい」「ほっとする」と好評だ。

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同小は昨年度、旧松井田小と旧臼井小、旧九十九小の3校が統合し、新たなスタートを切った。作品の展示は、旧松井田小が2018年度に始めた事業を継承する形で実施した。

各旧校区の商店や施設に作品を振り分けて展示。期間を年2回に分け、初回を8月5日~9月30日、2回目を来年1月20日~3月16日とした。全校児童120人が1人1点制作。120点を前半と後半に60点ずつ紹介する計画だ。

碓氷峠鉄道文化むら(同市松井田町横川)では、鉄道資料館入り口付近に1~6年生の絵画9点を展示。SLが勢いよく登場したり、一生懸命に歯を磨いたりする様子を丁寧に描いた作品が並び、来場者を楽しませている。

松井田地区全体を展示会場に見立てた取り組みについて、田島校長は「地域から学校への関心を高める機会にし、児童が地域の一員として、古里への愛着を深めることができるようにしたい」と話している。

作品の展示場所と出品数の一覧は同小ホームページで公開している。

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