栃木・宇都宮にヤクルトの“全国初”複合施設オープンへ カフェ、エステサロンなど併設
宇都宮ヤクルト販売(栃木県宇都宮市瑞穂3丁目、柴田恵造社長)は、宅配拠点とカフェ、エステサロンなどを備えた複合施設「ヤクルトサービスセンター御本丸 カフェ&ギャラリー」を宇都宮市本丸町にオープンする。カフェが併設されたヤクルトサービスセンターの開設は全国初という。9月下旬の開業を予定する。
同社によると、ヤクルトは60年前から、ヤクルトレディが会社や家を訪問し、商品を販売する「届けるサービス」を展開している。一方で顧客を「迎えるサービス」は、限られていたという。ヤクルト製品を幅広い人に知ってもらい、新たな楽しみ方を提案しようと、複合施設を整備した。
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新施設は宇都宮城址公園の南側に隣接する。敷地面積は約990平方メートル。建物は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約393平方メートル。近隣の宇都宮市中央3丁目にあった宅配拠点「御本丸センター」を1階に移し、カフェも併設した。コーヒーの他、ヤクルトを使った軽食やランチなどを提供する予定。
2階にはヤクルトの化粧品を使ったフェイシャルエステを行うエステサロンと、ギャラリーや従業員用の託児所を設けた。ギャラリーは地域住民向けに健康教室などのイベントを開いたり、会議室として貸し出したりする。
柴田社長は「お客さんにヤクルトを楽しんでもらう場所も必要だと考え、全国に先駆けて挑戦した。食事やエステを通じて商品の魅力を体験してもらいたい」と話している。