群響やベトナムの楽団でつくる「日越祝祭管弦楽団」が国内ツアー 初演は10月2日、群馬・高崎市
日本とベトナムの外交関係樹立と、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力が今年50周年を迎えることを記念し、群馬交響楽団を含む国内の楽団と、ベトナムの交響楽団から選抜された「日越祝祭管弦楽団」が10月、6都県で国内ツアーを展開する。群馬県内では初回公演となる2日、高崎芸術劇場で高崎公演を開く。
同楽団は両国の奏者31人ずつで編成されるドリームチーム。群響からは首席ファゴット奏者の石川了一さんが参加する。国内からはこのほかに東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、九州交響楽団など、ベトナムからは国立オペラ・バレエ交響楽団などの奏者が名を連ねる。プログラムはベートーベン「交響曲第5番『運命』」など3曲。同国の民族楽器の楽団も出演する。
高崎公演は、山本一太知事やベトナム関係者らでつくるツアー実行委員会と県が主催する。県はベトナムに対し、山本知事によるトップセールスを展開しており、山本知事は4日の定例会見で「県が進めてきた独自の自治体外交による成果の一つ」と述べた。
午後7時開演。全席指定で3000円。県文化振興課は「県内で働くベトナム国籍の人たちをはじめ、多くの人に聴いてほしい」としている。チケット問い合わせは同劇場チケットセンター(☎027-321-3900)へ。
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