パスタのアレンジや酒のお供にも 一度は食べてみたい宇都宮発の高級食材「宮ゆべし」

下野新聞
2023年7月25日

床井柚子園(栃木県宇都宮市新里町、床井光雄代表)は、栽培するユズ「宮ゆず」の中にみそやクルミを詰めた柚餅子(ゆべし)「宮ゆべし」を商品化した。高級食材として主にホテル、レストラン向けに提供する。

2021年、パリで開かれた食の商談会でみそなど日本の伝統食が好評だったのを目にした床井代表が、宮ゆずの伝統食を作ろうと企画した。

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宇都宮市在住の料理研究家臼居芳美さんがレシピを考案し、漬物製造販売の樋山昌一商店(栃木県日光市文挟町)がみそを提供。宇都宮市アグリビジネス創出促進事業を活用し開発した。

宮ゆべしは米こうじをふんだんに使った「蔵出し寒仕込味噌」にクルミを混ぜて宮ゆずに詰めた後、和紙で包んで約3カ月間乾燥・熟成させた。

プレーン、サンショウ味、唐辛子味の3種。1個2700円。ホテルやレストランの他、同園オンラインショップでも販売している。

床井代表は「宮ゆずの風味とみその味わいが絶妙。酒のつまみにもなるし、パンやパスタなどに添えてこれまでにない味わいを堪能できる」と話す。

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