今年前半の汚れ払う 茨城・土浦 県南の神事 「形代」たき上げる

茨城新聞
2023年7月9日

今年前半の汚れを払う神事「夏越大祓(なごしのおおはらえ)形代(かたしろ)流し」が7日、茨城県土浦市内のホテルなどで行われ、同市や石岡市、かすみがうら市、小美玉市玉里地区の神社の神職が、参拝者から身代わりとして預かった「形代」をたき上げ、灰を霞ケ浦に投げ入れた。

今回で37回目を迎えた神事は、茨城県神社庁新治支部と新治地区神社総代会の共催。同支部に加盟する神社の神職や総代会代表ら約130人が出席。県神社庁の桜井崇副庁長らも参列した。

神事では日先神社(土浦市右籾)の宮本勝矢宮司が斎主を務め、別の神職が大祓詞(おおはらえのことば)を読み上げた後に祝詞を奏上し、玉串を祭壇にささげた。その後、総代会代表の7人が形代を包んだヨシの束を抱えて霞ケ浦へ移動し、参拝者の思いを込めて水面へ投げ入れた。