茨城・大洗で梅の全て体験 シロップ作り、カフェ併設 23日オープン

茨城新聞
2023年7月14日

梅関連製品の製造販売を手がける茨城県大洗町磯浜町の吉田屋の敷地内に23日、梅体感パーク「Ume Sonare oarai」がオープンする。梅のシロップや梅酒を作ることができる体験型施設で、同社は町の新たな観光名所にしたいと意欲を示す。

同施設は、同社が梅を盛り上げたいとの考えから、梅林を含む約千平方メートルの敷地に約1億円をかけて完成させた。梅干しを含む加工品製造工場の見学ができ、梅専門のカフェも併設する。

梅干しやシロップ、梅酒を作る体験をメインに、梅の収穫、梅の花や枝を使ったワークショップ、敷地内の梅林でのイベントも予定する。

カフェでは梅のスイーツも提供。梅の果肉が入った同社オリジナルの「梅モンブラン」が目玉商品となる。

入場無料で、駐車場は約15台分用意される。

大山壮郎社長(45)は「『梅とお客さまがつながる』ということが主なコンセプト。梅林を見てもらうこともできる。あらゆる梅の体験をここでしてほしい」と来場を期待する。

同社は1830年に漬物問屋として創業。本格的な梅干しのほか、今までになかった梅製品を商品化している。