まだ間に合う? 栃木の紫陽花の名所・太平山「あじさい坂」現在の開花状況を見てきた

2023年6月30日

梅雨を彩る紫陽花(あじさい)のシーズンも佳境。今週末は7月最初の週末となるが、まだ見頃は続いているのだろうか。ふと思い立ち、栃木県内屈指の名所、太平山(栃木市平井町)の「あじさい坂」を6月29日に訪れ、開花状況を確認してきた。

きたかんナビでは、見頃を迎えた19日のあじさい坂の様子を「栃木が誇る紫陽花の名所・太平山『あじさい坂』石段両側に連なる2500株が見頃に」との記事で伝えている。記事には「来週(26日ごろ)にかけてが一番の見頃」とあり、ピークが続いているのか気がかりなところだ。

⇒【動画】石段の両側に2500株のアジサイが咲き誇る「あじさい坂」=6月19日

さて、どうか―。29日に訪れてみると、あじさい坂の手前から満開のアジサイが出迎えてくれた。

太平山神社の鳥居をくぐり、あじさい坂の木製看板を横目に石段を上っていく。
その道中も、両側には紫、青、白…と、きれいな花々が続く。

アジサイは随神門から太平山神社の間にも。約1000段の石段もあと少し。疲れた体と心を癒やしてくれる。

この日も気温、湿度ともに高く、少し歩いただけで汗が噴き出た。歩きやすい服装や靴、水分はしっかり用意し、休憩を取りながら歩を進めるのがよさそうだ。

平日だったためか、人出は思ったよりも多くなかった。恒例の「太平山とちぎあじさいまつり」は2日まで。1日午後2時からは、あじさい坂手前の駐車場で栃木市マスコットキャラクター「とち介」がおもてなししてくれるという。

太平山周辺では大中寺、清水寺(いずれも栃木市大平町西山田)も紫陽花スポットとして知られている。静かな空間でのんびりアジサイを楽しみたい人にはおすすめだ。

ちなみに、栃木市大平地区はブドウの産地としても有名。直売をしている農園もあるので、帰りにはぜひ立ち寄りたい。

⇒栃木の名産地「ぶどう団地」に収穫シーズンがやってきた 直売で多品種の食べ比べも

「きたかんナビ」サイト内の記事では全6枚の写真を掲載。アジサイの開花状況は栃木市観光協会ホームページで随時紹介している

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