群馬でついにオープン!あんこ好きによるあんこ好きのためのあんこ専門店「あんこもん」

上毛新聞
2023年6月19日

ついに待望の常設店が!

あんこ好きな市民の手で作り上げたあんこ専門店「あんこもん」が15日、群馬県前橋市にオープンする。14日には内覧会が開かれ、粒あんとこしあんをそれぞれベースにしたおはぎのほか、昨年の試験営業でも提供した「エクレあん」や「のむあんこ」、新メニューのあんバターパンなど提供する全てのメニューがお披露目された。

同市の中心市街地、弁天通りで長年にわたり、陶器の販売を続けてきた「陶舗 石渡」の店舗跡に入った。「大好きなあんこで街を元気にしよう」と、5歳から80代までの市民有志が昨年3月から、実店舗開設を目指して試行錯誤を重ね、昨年9月にはテスト営業を実施、検証を経てオープンにこぎつけた。

店舗は一部ガラスで販売部分とキッチン部分が仕切られ、調理の様子を見ることができる。運営するツムグ合同会社の本橋豊代表は「キッチン内部が見えることで、お客さんの安心感にもつながると思った」と語る。

素材にもこだわる。粒あんの小豆とおはぎに使う米は近くの平野屋米穀店から購入。粒あんは店内で毎日、北海道産の小豆「きたろまん」をきび糖で炊いている。こしあんは富岡市のあん製造業「あんこや深沢」に依頼し、独自のレシピでしっかりした甘さに仕上げている。エクレあんの生地は前橋市の洋菓子店「ルイドール」、あんバターなどに使うパンは同市のパン店「ベッカライ カッツェ」から毎日仕入れる。

おはぎはシンプルな「つぶ」と「こし」に加え、山椒を混ぜた「スパイスつぶ」と、カルダモンを混ぜた「スパイスこし」、「ゆず(つぶ)」と「しそ(こし)」の6種類を準備。さまざまな香りや食感が楽しめる。

店舗は本橋代表の妻、亜希さんが店長を務め、高校生から76歳までのスタッフ計12人が日替わりで店に立つ。本橋代表は「あんこ好きによる、あんこ好きのためのあんこ専門店によってもっとまちなかを元気にしたい。商品を買ってもらい、まちを歩いてほしい」と話している。

あんこもん
商品:おはぎ1個250円、エクレあん300円、きまぐれあんバター(チャバタ、イングリッシュマフィン)400円、あんこパン300円、のむあんこ300円
住所:群馬県前橋市千代田町3-4-7 陶舗石渡(前橋弁天通り)
営業時間:午前11時~午後5時(売り切れ次第終了)
定休日:水曜
公式HP:https://ancomon.com/

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