群馬・前橋市の楽歩堂前橋公園でスケートボード器具の手入れイベント「ワックスオン」開催

前橋スケートボード協会（奥野恭平会長）は21日、群馬県前橋市の楽歩堂前橋公園内に今春開設したスケートボード広場に愛着を持ってもらおうと、場内の専用器具にワックスを塗るイベント「ワックスオン」を開いた。市内外から訪れた愛好者たちが和気あいあいと作業し、使い心地を確かめた。

広場には箱やかまぼこ形の専用器具が設置され、ワックスを塗っておくことで乗り上げて遊ぶ際に滑りが良くなるという。

初めて訪れた小田嶋隼大（はやた）君（渋川古巻小2年）と書上朔太朗君（前橋原小2年）は、縁石のふちを丁寧に塗り、「みんなで滑れて最高に楽しい」と笑顔だった。

広場の近くにコーヒーやジュースを販売するキッチンカーが出店。DJブースも設置され、イベントを盛り上げた。

市内の公共施設で騒音などを気にせず練習できる専用スペースの造成は、愛好者の長年の念願だった。東京五輪で競技に採用され、人気の高まりを感じているという奥野会長（42）は、「誰もが気軽に集まれる場所になってほしい」と目を細めた。