<栃木・県南グルメ>果子うさぎや(佐野)うさぎ最中 愛らしい見た目に程よい甘さ

下野新聞
2023年5月28日

ウサギをイメージした黄色の看板が目を引く。店内のショーケースには20種類以上の和菓子が並び、ついつい目移りしてしまう。

中でも、店名にもあるウサギをかたどった「うさぎ最中」(130円)が印象的だ。かわいらしい見た目をしたサクサク食感の最中の中に、程よい甘さの粒あんが詰まっている。

店主の吉田春樹さん(45)は「今年はうさぎ年ということもあって、例年よりも人気。プレゼントで買っていく人も多い」と顔をほころばせる。

季節にちなんだメニューも充実しており、デコポンを白あんと共に餅で包んださわやかな味わいが特徴の夏限定商品「デコポン大福」(250円)も人気だ。

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和菓子の材料を取り扱っていた実家の影響で幼い頃から和菓子に親しんでいたという吉田さん。約10年の修業の末、2011年のうさぎ年に開業した。

あんこなどに使う小豆は北海道産、もち米は栃木県産を使用し、無添加の食材にこだわる。「当日の朝や注文を受けてから作る商品も多いので、時間がかかってしまうこともある」と語り、「できるだけシンプルな味わいで、安心して食べてもらえる和菓子を作っていく」と話した。

▼メモ 栃木県佐野市田沼町77の7。午前9時~午後6時。水曜定休。(問)0283・85・9010。

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