縁起物クワイ出荷 かすみがうら

茨城新聞
2016年12月25日

正月を前に、霞ケ浦周辺のクワイの生産農家が出荷作業に追われている。

かすみがうら市田伏でクワイを作る宇都木薫さん(69)方では、水田での収穫作業をほぼ終え、大きさごとの選別や箱詰めの作業に取り組んでいる。

クワイはオモダカ科の水生野菜で、丸く成長した塊茎(かいけい)の部分を食用にする。塊茎から芽が出るので、縁起の良い食材として、おせちなどの正月料理などに使われる。

「日照不足の影響で例年より若干収量は少ない」(宇都木さん)というものの、例年通りの出来で、大きいものは直径6センチほど。田伏地区で収穫されたクワイはほとんどが東京・築地市場に出荷されるという。

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