生き物の「スゴテク」紹介 大田原のなかがわ水遊園 特徴活用した製品展示
【大田原】県なかがわ水遊園の春の企画展「~生き物の不思議が未来のヒント~いきものスゴテクEXPO」が佐良土の同園おもしろ魚館1階展示ゾーンで開かれている。生き物の特徴から着想を得て実用化された製品などが、開発のヒントになった生き物と合わせて紹介されている。5月7日まで。
凹凸のないところを移動するヤモリの足の裏をヒントに開発したテープや、マンタの泳ぎ方を再現した水中ロボットなど計11点の製品を紹介し、生き物はイイダコやオワンクラゲなど13種約330匹、標本8点を展示している。広報担当の大橋智子(おおはしともこ)さん(41)は「身近な製品にも生き物の持つすごい力が活用されている。生き物をヒントに開発されたテクノロジーをぜひ見に来てほしい」と来園を呼びかけている。
26日には、シマヘビの動きを応用して開発した「ヘビ型ロボット」の稼働実演会も開催した。ヘビ型ロボットが障害物を乗り越えたり、パイプの中をスムーズに進んだりする様子を、来園者は興味深そうに観察していた。
小山市から家族で来ていた同市網戸(あじと)小6年船田慧(ふなださとる)君(12)は「狭い隙間でもヘビみたいにスルスルと移動していた。人間にはできないことができてすごい」と感心していた。
(問)同園0287・98・3055。