ホロルの湯、新メニュー 地元食材使ったラーメン 茨城・城里 12日から

茨城新聞
2023年3月11日

■常北中生7人、3品考案

茨城県城里町立常北中(同町下青山)の料理好きの生徒7人が、町健康増進施設「ホロルの湯」(同町下古内)の新メニューとして、地元食材を使ったラーメン3品を考案した。特産の赤ネギをはじめ、葉野菜やきのこ類などをPRしようと取り組みに参加した。オリジナルのラーメンは12日から4月28日まで、同施設2階食堂で提供される。

両者がコラボするラーメン考案企画は、作年に続いて2回目。今回は、萩谷健真さん(14)、柳橋彩羽さん(14)、関谷悠真さん(14)の2年生3人と、田辺龍一さん(13)、柴山華さん(13)、山口俊太さん(13)、横山実優さん(13)の1年生4人が参加した。

城里産食材を使ったラーメンを考案した常北中生=城里町下古内のホロルの湯

 

生徒らは3グループに分かれて、「城里春野菜を使った濃厚サバつけ麺」「温泉卵&赤ネギピクルスカラフルカレーまぜそば」「たっぷり城里きのこあんかけと細切りチャーシューの担々麺」の3品を考案した。

「城里春野菜-」は、サバみそ煮を砕いた濃厚なつけ汁で、サバの竜田揚げ、素揚げカボチャ、ゆでたニンジンやキャベツなどと一緒に味わう。「温泉卵&赤ネギ-」は、特産赤ネギのピクルス、パプリカ、紫キャベツなどが華やかに並べられ、スパイシーなひき肉カレーとのバランスも絶妙。「たっぷり城里きのこ-」は、タモギダケやマイタケなどのキノコあんかけと、白髪ネギや細切りチャーシューとの多彩な食感が特徴で、ピリ辛の担々スープが食材をまとめ上げている。

「温泉卵&赤ネギ-」の開発に携わった柳橋さんは、「昨年の夏、畑仕事に汗を流す父親の姿を見て、元気が出るカレー風味のメニューを考えた。城里産の新鮮野菜のPRにつながれば」と笑顔で話した。

施設を運営する町開発公社の住谷亮事務局長(49)は、「中学生が地元食材でラーメンを考案し、地域おこしにつなげる素晴らしい取り組み。多くの人に食べに来てもらえれば」と呼びかけている。