街の目印 ピン倒れる ボウリング場跡、タワー撤去 館林
上毛新聞
2016年12月9日
館林市中心市街地の目印として半世紀近く市民に親しまれてきた、同市美園町のボウリング場跡のシンボルタワーが6日、沿道の拡幅工事に伴い撤去された。
タワーは先端部がボウリングピンの形をした鉄骨製で全高23・6メートル。ピン部分は5メートル。同市の正田醤油のグループ企業、ジョイフルパークが1971年5月にボウリング場「館林スポーツレーン」の施設として設置した。同レーンは昨年5月に営業終了した。
作業は近隣住民らが見守る中で進められた。鉄柱を高さ約7メートルで切断した後、クレーンでつり上げて撤去した。
ボウリング場ができる前から近くに住んでいる男性(62)は「道路が舗装される前からあって、何度もボウリングに通った。無くなると寂しくなるね」と別れを惜しんでいた。
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