御日拝所と御食堂公開 日光田母沢御用邸

下野新聞
2022年11月9日

【日光】本町の日光田母沢御用邸記念公園は14日まで、普段立ち入ることができない「御日拝所(ごにっぱいじょ)」と「御食堂」を特別公開している。

建物2階にある御日拝所は紀州徳川家江戸中屋敷だった赤坂離宮の中心部を移築した部屋で、数寄屋風の意匠が特徴。皇居のある南側を向いており、大正天皇が宮中三殿を遥拝していたという。

建物1階に位置する御食堂は当時、天皇、皇后が食事をしていた場所で、庭園を一望することができる。

4日現在は庭園の紅葉が見頃を迎えており、特別公開している2カ所からも庭園を眺めることができる。同園管理事務所の担当者は「1週間くらいは紅葉が見られると思うので、特別公開の部屋や庭園内から色づいた景色を楽しんでほしい」と話す。

午前9時~午後4時半(受け付けは3時45分まで)。期間中は無休。入園料は高校生以上600円、小中学生300円。(問)同管理事務所0288・53・6767。