赤い宝石 たわわ 那須のリンゴ園 収穫が本格化

下野新聞
2022年10月19日

【那須】里山の秋が深まりつつある中、高久甲の「大野りんご園」でリンゴの収穫が本格化している。

標高500メートルほどの高原にある同園は、1989年に開園。約3ヘクタールの畑に11品種計約2千本のリンゴの木があり、甘みと酸味のバランスがいい「秋映(あきばえ)」などが真っ赤に実っている。

17日は午前9時から4人が作業に当たり、実の色づきを一つ一つ確認しながら摘み取った。同園3代目の大野瑶介(おおのようすけ)さん(25)は「今年は台風の被害も少なく出来は良好」と話した。

今後は酸味が弱く果汁が多い「名月」、甘みが濃厚な「陽光」などが収穫期を迎える。同園は11月末までリンゴ狩りを受け入れ、12月25日まで直売を行う。

(問)同園0287・63・8078。