太田にコッペパン店　コロナ禍で新業態挑戦

自動車板金塗装業の「Nextdoor（ネクストドア）」（群馬県館林市上三林町、吉永善明社長）は国の事業再構築補助金を活用し、コッペパンの店「ナイス」を群馬県太田市新井町にオープンした。板金塗装と二足のわらじで新事業に取り組む。

吉永社長（51）は25歳で板金塗装業に就き、2009年に独立、15年に同社を法人化した。しかし、コロナ禍を経験して板金塗装業だけの経営に不安を感じ、飲食店の開業に挑戦することを決意。店内飲食も持ち帰りも可能で、幅広い世代に受け入れられるコッペパンの店とすることを決め、今年4月に開業した。

軟らかなパンにあんバターなどを挟んだ「おやつコッペ」や、手作りのキーマカレー、太田焼きそばを挟んだ「おかずサンド」などを提供。25種類以上を250～420円で販売する。

今後はモーニングやランチのメニューも計画している。吉永社長は「業態を時代に合わせて変化させながら展開していきたい」と話している。午前11時～午後6時。月曜定休。問い合わせは同店（027.55.2560）へ。（丸山仁見）