コーヒー和菓子コンテストで桐生「留庵」 蒸しどら 金賞 

上毛新聞
2016年11月22日

味の素ゼネラルフーヅ(AGF)が主催した「コーヒーを用いた和菓子のコンテスト」で、和菓子店「菓処(かどころ) 留庵(るあん)」(桐生市広沢町)の新商品、モカ珈琲(コーヒー)蒸しどらが金賞を受賞した。和洋の素材を組み合わせた創意工夫が、高く評価された。
蒸しどらは、あんをスポンジ生地で挟んだ、どらやき型の菓子。あんが練り上がる直前にコーヒーを加え、黒蜜でこくを出し、ホイップクリームと混ぜている。スポンジ生地にもコーヒーを取り入れている。開発担当者は「コーヒーの香りを損なわず、ソフトな口溶けになるよう気を付けた」という。
飯塚源行(もとゆき)専務(66)は「長年菓子を作っているが、コンクールでの受賞は初めてで感慨深い。この商品を起爆剤にしたい」と話しており、本店と赤堀店で販売を始めた。162円。
コンテストは全国和菓子協会との共催。製菓店など 全国から287点の応募があり、同協会やAGFのスタッフらが今年9月、味と形、市場性を審査した。金賞はグランプリ1点と 大賞2点に次ぐ賞で、5点が選ばれた。

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