《上州真田》大河効果で真田色 武者行列や特産品販売 12、13日の「戦国ストリート」 沼田市

上毛新聞
2016年11月4日

沼田市は11月12、13の両日、市内の本町通りを中心に「第1回上州沼田真田まつり―戦国ストリート2016」を開く。武者行列やNHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当する駿河台大教授の黒田基樹さんの講演のほか、県内外の真田氏ゆかりの自治体が集結し、特産品などを販売する。大河効果の盛り上がりを追い風に、真田の里としてのPRに力を入れる。
2011年から開催してきた催し「戦国ストリート」の名称を変え、内容も“真田色”を強めた。
12日は黒田教授の講演会のほか、真田氏ゆかりの地域のゆるキャラによるステージイベントを行う。沼田城主を務めた真田信之の妻、小松姫の墓がある正覚寺(同市鍛冶町)で茶会を開く。
13日は甲冑(かっちゅう)愛好家ら約100人の武者行列が練り歩く。公募で選ばれたカップルが信之、小松姫夫妻になりきって式を挙げる「城主の嫁取り」や、長野県を拠点に活動する「信州真田鉄砲隊」の演武がある。
両日とも天狗(てんぐ)プラザ(同市上之町)で、同県上田市や東吾妻町など県内外の10市町村が特産品の販売や地域のPRをする「真田ゆかりの旨(うま)いもの合戦&魅力展」を開催。同町で「岩櫃城忍びの乱」を運営するメンバーが手裏剣体験などを企画する。
大河ドラマの衣装などを展示している「上州沼田真田丸展」(会場・グリーンベル21)は両日、入場料(大人500円、小中学生200円)を2割引きにする。真田の赤備えにちなみ、赤色の服を着て来場した人は無料にする。
歴史好きの男女を対象にした婚活イベント「真田コンin上州沼田」(12日、事前申し込みが必要)もまつりに合わせて実施する。
市観光交流課は「大河ドラマの効果を単発で終わらせないことが重要。真田の里として継続的にPRできるような大きなイベントにしていきたい」と話している。

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