全国のだるま ずらり 地域の歴史や工程紹介 高崎

上毛新聞
2016年10月8日

ㅤ「第3回高崎だるま展―高崎だるまと全国のだるま大集合」(県達磨製造協同組合主催)が7日、高崎市の高崎シティギャラリーで始まる。伝統の高崎だるまや、ゆるキャラをかたどった創作だるま、表情豊かな全国のだるまを多数紹介する。11日まで。

ㅤ高崎だるまは、製造している市内外の47軒が、高さ50センチの伝統だるまを1点ずつ出品。眉が鶴、ひげが亀を表す伝統の高崎だるまがずらりと並び、来場者を迎える。このほか、秋田、新潟、大阪、石川などの全国各地の多彩なだるまをそろえた。
ㅤ高崎だるまが生み出され、今日に至るまでの地域の歴史を紹介。だるまが完成するまでの工程も分かりやすく解説している。
ㅤだるま展は組合員でつくる「だるまの町づくりプロジェクト」が企画した。チームリーダーの峯岸貴美次さん(63)=同市中豊岡町=は「高崎は全国に類のないだるまの産地。高崎だるまとともに地域がどう歩みを進めてきたのかを知ってもらいたい」と話している。
ㅤ午前10時~午後6時。入場無料。7日午前11時から、だるま研究家の峯岸勘次さんによる講演会「昔、田町でだるまが売られていた」が行われる。問い合わせは同ギャラリー(☎027・328・5050)へ。

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