愛飲家、県内地酒を堪能 水戸 市販酒の人気投票も

茨城新聞
2016年10月2日

「日本酒の日」の1日、県酒造組合(広瀬淳一会長)は全国一斉乾杯イベントに合わせて、最高峰の茨城の地酒を味わう「県清酒鑑評会出品酒一般公開」を水戸市三の丸のホテルで行った。愛飲家約300人が参加し、県内21蔵元の自慢の吟醸酒、純米酒を堪能し、市販酒に人気投票。全国一斉乾杯後には、県鑑評会の結果などを会場で報告。上位入賞酒が当たる抽選会で盛り上がった。

鑑評会一般公開は会場中央に3部門の酒を並べ、参加者は、記念に配布されたぐい飲みに注ぎ、香りやキレ、味の良さなどをチェックしていた。銘柄が見えないように並べられた市販酒に対しては、好みの酒3点を選んで投票した。

参加していた50代男性は「出品酒という高品質の酒を前に、目移りしてしまう。人気投票する一般酒がかすんでしまうほど」と、頭を悩ませながら投票していた。

全国一斉の「乾杯」を行った後には、市販酒人気投票では岡部合名(常陸太田市)の「松盛」の純米吟醸がトップとなり、県鑑評会では吟醸、純米両部門を愛友酒造(潮来市)が1位に輝いたことなどが会場に伝えられた。

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