真田丸「犬伏の別れ」の薬師堂、来訪急増 佐野市観光協会、うれしい悲鳴

下野新聞
2016年9月11日

 【佐野】NHKの大河ドラマ「真田丸」の名場面「犬伏の別れ」が放送された4日以降、舞台となった犬伏新町の薬師堂には市内外から連日約300~400人が訪れにぎわっている。

 市観光協会は「放送前に比べ約10倍の人出。真田丸の“聖地”の一つとしてさまざまな地域から来ていただいているのでは」と歓迎する。この機会に佐野をPRしようと、同協会は急きょ観光ボランティアの協力を得て市内の観光案内を行うなどうれしい悲鳴を上げている。

 放送を受け、市内観光に結びつけようと同協会は5日から薬師堂に担当職員2人が常駐。物販販売に加え、観光ボランティア1、2人の協力を得て市内の観光案内に取り組んでいる。台風の影響があった8日を除き、職員が常駐する午前10時から午後4時の間に、平日平均で約300~400人が訪れ、10日は約500人が来たという。薬師堂の内部は開放され、写真撮影する姿などが相次いだ。

 11日には佐野駅前交流広場で放送記念イベント「丸まるフェスタ」を開き、ステージイベントやスタンプラリーでさらなる盛り上がりを狙う。

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