中島知久平銅像 東毛の工業発展の礎太田
上毛新聞
2016年9月9日
《駆け続け1世紀 SUBARUの街から》
ㅤ旧尾島町は1984年、初の名誉町民に中島飛行機の創設者、中島知久平を選んだ。ちょうど生誕100年の記念の年。当時の町役場前に銅像を建てて顕彰した。
ㅤ尾島町押切に生まれた知久平が海軍退官後、最初に飛行機製作の場に定めた地も生地に近い同町前小屋だった。銅像の裏に刻まれた碑文は「我が国の航空機工業に絶大の貢献をもたらす」と故郷の偉人をたたえる。
ㅤ30年に衆院議員初当選後、5期務め鉄道、軍需、商工の各大臣を歴任した政治家としての業績も高く評価し、「東毛の工業発展の礎を創り」と賛辞を贈っている。
ㅤ銅像は正装姿。航空機が羽ばたく空を真っすぐに見つめているようだ。
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