里山体験で移住促進 常陸太田でツアー

茨城新聞
2016年8月1日

子育て世代の移住や週末を地方で過ごす二地域居住を促そうと、常陸太田市は7月30、31の両日、首都圏に住む親子連れが地域住民と交流し、里山での暮らしに触れる体験ツアーを行った。

ツアーには、地方での暮らしを紹介する移住専門誌「ターンズ」の募集で集まった東京都内在住の親子連れ7組24人が参加した。最初の目的地となった同市折橋町の「カブトムシの里」では、ヤマメのつかみ捕りやカブトムシ採集を体験。参加した親子は、地元の住民でつくる折橋芸(能・農)部(弓野征司代表)のメンバーらと交流しながら豊かな自然を満喫した。

同市と「ターンズ」が連携した体験ツアーは今年2月に続いて2度目。今回は子育て世代に対象を絞り、同市の育児支援策などをPRしようと夏休みに企画した。ツアーには市職員2人が同行し、市内の子育て環境などの質問に応じた。

「とにかく自然の中で遊ぶのが大好き」という長男(3)を連れて参加した東京都杉並区、脚本家、前間綾子さん(44)は、二地域居住を検討中。前間さんは「東京からそんなに遠くないし、緑が濃く、空気も良くて素晴らしいと思う」と感想を話した。

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