大甕神社で例大祭 海上渡御で大漁、安全祈願

茨城新聞
2016年7月18日

日立市大みか町の大甕(おおみか)倭文(しず)神宮(通称・大甕神社)の例大祭が17日行われ、久慈六町(新宿町、大みか町、行戸町、本町、明神町、泉町)を氏子や地域住民ら約千人が練り歩いたほか、海上渡御などが盛大に繰り広げられた。

同神宮の例大祭は6年ごとに行われ、昨年10月から実行委員会や久慈六町の関係者などが準備を進めてきた。午後3時すぎから約1時間にわたって行われた海上渡御は、大漁旗をたなびかせた漁船約20隻が先導船を先頭に久慈漁港を出発。みこしを乗せた祥天丸などが沖合いを一列に走り、大漁と海上安全を祈願した。

一方、久慈漁港内では、久慈小学校や久慈中学校の児童生徒など約200人が久慈浜ソーランを披露し、スパリゾートハワイアンズの入場券などが当たる「福まき」で盛り上がった。大甕倭文神宮例大祭実行委員会の古市睦委員長(45)は「久慈六町の平和と安全、海上安全などを願う例大祭だが、氏子は年々減少している。住民の高齢化もあり、次回は20代30代に協力してもらえるとありがたい」と話している。

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