平安時代の七夕飾り 大隈俊平美術館 五色の布に厄よけ効果 太田

上毛新聞
2016年7月8日

太田市立大隅俊平美術館(同市由良町)は、平安時代の年中行事を参考にした七夕飾りを展示している。厄よけの効果があるという五色の布や糸などが並ぶ。10日まで。
同館によると、七夕は雅楽や和歌などの上達を祈る場だったといい、京都の冷泉家の飾りにならって刀を置くなどアレンジした。
着物姿で来場した安野由美さんと片上浩美さんは「風情があって、季節を感じられるしつらえ」と話した。
同館は人間国宝の刀匠、故大隅俊平さんの作品を紹介している。七夕飾りは10日まで開催中の企画展に合わせ、展示している。