造形や映像アート多彩 つくば、筑波大卒業生らが作品展

茨城新聞
2016年7月3日

筑波大の卒業生らの芸術作品を展示した「CONNECT展~関(かかわる)・繋(つながる)・波(はきゅうする)~」展の第2部が、つくば市二の宮の関彰商事つくばオフィス敷地内の「スタジオ,S with T」で開かれている。10日まで。

同社と筑波大の芸術連携事業によるスタジオオープニング企画展。2013~15年度の卒業・修了制作で優秀と認められた選抜作品と関彰育英会奨学生による作品を紹介している。

会場には、彫塑や日本画、クラフト、日用品である化粧品や結束バンドを活用した造形作品、実物作品を動画で撮影した映像など多岐にわたる分野のアートが展示され、来場者の目を楽しませている。

出展者の同大学院生、井田明宏さん(23)は、古今和歌集の現存部分を基にして、欠落部分を復元した約7メートルの書を制作した。井田さんは自作について「紙の色の配置にも気を配り、最後は自分の感性で作り上げた。継ぎはぎ感が出ないように原本に近づける配慮をした」と制作過程を説明した。

来場したつくば市の女性は「大学生がどんな作品を作っているのか興味を抱いて来た。作品の発想がとても面白い」と感想を語った。

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