桜と菜の花がコラボ 益子の小宅古墳群

下野新聞
2016年4月8日

 【益子】小宅の県指定文化財「小宅古墳群」を埋め尽くす桜と菜の花が見頃を迎え、幻想的な風景が訪れた人を楽しませている。

 同古墳群は35基で構成され、前方後円墳5基を含む18基が県指定文化財となっている。長らくシノ竹に埋もれていた古墳群を、地元の住民組織「亀岡八幡宮(はちまんぐう)里山の会」や同神社が整備。昨年、花も楽しめる新たな名所として生まれ変わった。

 現在、同所の約3ヘクタールに菜の花が咲き誇り、40年以上前から住民らが地道に植え続けてきたソメイヨシノが満開。同会の中山正夫(なかやままさお)さん(75)によると、中旬からはシダレザクラやボタンザクラも見頃を迎えるという。

 町生涯学習課と同会は16日午前9時半から、同所で「小宅古墳群青空教室」の開催を計画。周辺を散策しながら同古墳について説明する。無料。

 (問)同課0285・72・3101。

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