《氷解かす春の足音》安中・霧積温泉

上毛新聞
2016年2月19日

2月も半ばを過ぎた。寒暖を繰り返しながら、少しずつ春の足音が聞こえてくる。山間部では雪解けが進み、湖面を覆っていた氷や川沿いの氷壁は解け始めている。
山深い霧積温泉にたたずむ「金湯館」(安中市松井田町坂本)。建物脇の水車や水路を流れる水はつららとなり、近くに生える草の緑は氷と混ざり合う=写真。
標高1180メートルの秘境にできる氷の芸術は、例年4月に解け始める。ただ、暖冬の今年は小さめで、最近の暖かさでさらに少し解けたという。
かつて自家発電用に動いていた水車は同館のシンボル。駐車場から徒歩で1キロある道のりは雪深く、注意が必要だ。

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