高崎健大生らが降ひょう被害のカボチャでパイを開発 高崎駅構内で1日発売
上毛新聞
2022年10月13日
高崎健康福祉大の学生とパイ専門店のセレンディップ(群馬県高崎市)、JAたかさきが連携して開発した「和風パンプキンパイ」が1日から、JR高崎駅構内イーサイト高崎の同店で販売される。降ひょう被害を受けた地元産カボチャを活用し、ハロウィーン向けのかわいい商品に仕上げた。
サクサクとしたパイ生地の表面にはざらめをまぶし、中身は白あん入りのカボチャペーストと白玉。同大農学部2年の8人が地元の食材を使うことをテーマに各自考えたアイデアを一つに絞り、同店が商品化した。
レシピを考案していた6月に降ひょうが発生したため、農家を応援しようと被害に遭ったカボチャの使用を決めた。同JAが調達に協力した。
アイデアが採用された山本莉緒さん(19)は「商品化されて喜びと緊張を感じている。おいしいパイを届けたい」と話す。企画リーダーの渡辺龍也さん(19)は「高崎産のカボチャがこんなに甘くおいしいスイーツに変わることを知ってほしい」とPRする。
セレンディップのオーナーシェフ、北村竜佑さん(35)は「カボチャの味をしっかり生かし、歯応えや香ばしさを味わえるパイになった」としている。
1個500円。販売は11月末までの予定。
詳細はこちら