茂木城「御城印」いかが ふみの森 周知と誘客へ作製、販売
下野新聞
2022年9月24日
【茂木】ふみの森もてぎは、現在は城山公園になっている中世の山城「茂木城」の御城印を作製し、販売を始めた。同公園で今が見頃のヒガンバナをあしらった限定版もある。
中世の茂木を治めた茂木(もてぎ)氏の祖は、放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する鎌倉幕府の御家人八田知家(はったともいえ)。茂木城はその三男知基(とももと)が、鎌倉時代の建久年間(1190~99年)に築城したと伝わる。
御城印は、番組放送のタイミングを捉え、城山公園が茂木城跡だったことを広く知ってほしいと作製した。御城印によく使われる家紋に代わり、茂木城の構造を示す「縄張り図」を町史から引用。「茂木城」と墨字で書いて「中世東国武士茂木氏の難攻不落の山城」と説明している。書は腕に覚えのある町職員が書き、ヒガンバナの絵は町職員OGが描いた。手作り感がある。
A6判。ふみの森もてぎで開館時いつでも入手できる。25日まではヒガンバナが見頃の城山公園の売店でも販売している。1枚300円。
同館は「町の中心市街地に来る人を増やしたい。桜の季節にも特別版の作製を考える」としている。
(問)同館0285・64・1023。