ご当地スタンプ「さのまる」登場 リニューアルする佐野SA 高校生考案、名物など発信
【佐野】東北自動車道佐野サービスエリア(SA)下り線が13日にリニューアルオープンするのに伴い、市内在住の高校生がデザインした「ハイウェイスタンプ」が上下線の同SAに置かれることになった。「佐野らーめん」や「さのまる」を中心に佐野の特産品などを描いている。ネクスコ東日本によると、ハイウェイスタンプにご当地キャラクターが登場するのは初めて。金子裕(かねこゆたか)市長が4日の定例記者会見で明らかにした。
デザインを担当した高校生は佐野、足利両高の2年生計6人。市が高校生の視点でまちづくりを考えてほしいと取り組んでいる「高校生地域定着促進モデル事業」のメンバーに応募し、さまざまなシティープロモーションに関わっている。
ハイウェイスタンプは地域の名所、名物を発信する手段として全国のSAなどに置かれているが、高校生がデザインした例は同社管内ではこれまで無かったという。
下り線用のスタンプは、クリケットをするさのまるやカタクリの花をデザイン。上り線用はイチゴが全面にちりばめられている。同SAは徒歩で上下線を行き来できるようになっていることから、二つのスタンプを合わせると佐野らーめんの絵が完成する工夫もなされている。
金子市長は「お越しの際にはぜひ、上下線両方のスタンプを押してもらいたい。市の魅力を発信し、身近に感じてもらえるアイテムになるのではないか」と期待を示した。
佐野高2年細井光希(ほそいみつき)さん(16)は「SAに立ち寄った人に佐野の良さを知ってもらい、いつの日か佐野に来るきっかけになればうれしい」と思いを語った。