作業路マラソン9月に開催決定 上野ダム~長野・南相木ダム 2021年は中止
昨年中止となった上野村の「上野ダム」と長野県南相木村の「南相木ダム」をつなぐ作業用道路を走るマラソン大会「上信国境ダムtoダム ハイランドラン」について、両村職員らでつくる実行委員会は9月11日に開催することを決めた。普段は立ち入れない場所を走ることができる大会で昨年は多数の申し込みがあっただけに、ランナーの注目を集めそうだ。
両ダムは高低差による水流を利用して発電する「神流川発電所」の一部。大会はダムと水路でつながる両村の交流をさらに深め、地域活性化につなげようと昨年、初めて企画された。
当初は昨年5月の開催を予定し、申し込み開始から10日ほどで定員の200人に達したが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえて同11月に延期された後、中止となっていた。
実行委事務局を務める上野村産業情報センターによると、今年の大会は作業用道路を特別開放して設定した約23キロを6時間以内で走る。上野ダムをスタートし、アップダウンを繰り返しながら最高標高約1500メートル地点を通過し、上流部に位置する南相木ダムを目指す。道中では深まる緑や雄大な八ケ岳などの自然を満喫できるという。
昨年の申し込み状況を踏まえ、今回は定員を500人に増員した。同センターは「普段は通れない道を走って県境をまたげる特別なイベント。ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。
参加費8500円。JR高崎駅から会場までのバス送迎が付くプランは1万3500円。事前申し込みが必要。専用サイト(https://moshicom.com/69195/)から申し込める。
問い合わせは同センター(電話0274-20-7070)へ。