二所ノ関親方の特別展 12日から 茨城県阿見町 部屋開設を記念

茨城新聞
2022年6月10日

大相撲の二所ノ関部屋が今月、茨城県阿見町内に開設されることを記念し、町は12~26日に同町若栗の町中央公民館で、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)ゆかりの品を紹介する特別展示会を開く。入場無料。横綱時代の化粧まわしなど貴重な約30点を展示。会期中、同町本郷の本郷ふれあいセンターで、親方と中村親方(元関脇嘉風)によるトークショーも行う。

展示会は、町民らに部屋に親しんでもらおうと開催。相撲博物館や親方、支援者などから品物を借り受けて開催。人気漫画「北斗の拳」のキャラクターが描かれた三つぞろいの化粧まわしや、殊勲賞と敢闘賞の盾、横綱推挙状などが展示される予定だ。

会場には、部屋に所属する力士の紹介パネルを設置。テレビモニターで親方らからのビデオメッセージを流し、部屋について紹介する。会期中の18日に開かれるトークショーは、抽選で当選した250人を無料招待する。

町は、部屋の開設を機に「相撲の町」として機運醸成を図る。ふるさと納税の項目に「二所ノ関部屋応援に関する事業」の項目を新設し、親方の直筆サイン色紙のお礼状がついた「地酒3本セット」を返礼品に加えた。千葉繁町長は「親方の思いを支えたい。町としても部屋が観光の一つの名所になってもらえればうれしい」と話した。