歴史遺産でまちおこし 足利で「リビルドの会展」

下野新聞
2022年5月11日

【足利】歴史遺産を活用したまちおこしを考える「足利リビルドの会展」が19日まで、相生町の市民活動センターで開かれている。

江川町4丁目、元市職員田代武昭(たしろたけあき)さん(80)が市制100周年に当たり、書家の相田(あいだ)みつを、足利銀行を創設した荻野萬太郎(おぎのまんたろう)ら、この100年間に活躍した市出身の人物を紹介する「私が選んだ あしかがの人財『人物点描100人』」など、会員たちの研究成果を展示している。

田代さんは「役所を定年退職してから、少しずつ人選に取り組んできた。足利はこの100年で立派な人物をたくさん輩出しており、申し訳ない思いで100人に絞り込んだ」と話している。

同会は2012年の結成以来、「足利歴史ミュージアム」の建設を提唱しており、これに賛同する日本伝統芸能普及協会、よつ葉生協、足利雅楽会などの団体による展示も行っている。午前10時~午後7時。土・日・祝日と16日休館。(問)同センター0284・44・7311。