太々神楽 3座奉納 芳賀 天満宮「夏詣・あじさい祭」
下野新聞
2021年6月28日
【芳賀】学問の神様菅原道真(すがわらのみちざね)を祭る西水沼の天満宮で27日、太々神楽が奉納され、色鮮やかなアジサイ約300株が咲き誇る境内で参拝客らは伝統芸能の舞を堪能した。
12日に始まった「夏詣(なつもうで)・あじさい祭」のイベントの一環で、新型コロナウイルスの早期収束祈願も兼ねて行われた。
しの笛や太鼓でみやびな楽曲が奏でられる中、天満宮太々神楽保存会宮毘講(みやびこう)のメンバーが赤や黄、緑の狩衣(かりぎぬ)姿で「五行の舞」を演じたほか、「悪鬼・太玉(ふとだま)の舞」「岩戸の舞」の計3座を神楽殿で披露した。
母親らと鑑賞に訪れた芳賀南小3年小池瑠奈(こいけるな)さん(8)は「お父さんが太々神楽の舞手なので、奉納があるときはいつも見に来る。何度見ても面白い」とうれしそうだった。
7月19日までの祭り期間中、「夏越(なごし)の大祓(おおはら)い 茅の輪くぐり神事」(30日)や七夕まつり(7月4日)などが行われるほか、7月末まで2種類の限定御朱印も頒布される。(問)天満宮028・678・1138。
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