勇壮な奇祭、観客魅了 古河提灯竿もみまつり
茨城新聞
2015年12月6日
東の奇祭とされる「第155回古河提灯(ちょうちん)竿(さお)もみまつり」(市観光協会主催)が5日夕、古河市本町のJR古河駅西口前の特設会場で開催。まつりに参加した19チームが長さ約20メートルの竹竿の先に付けた提灯を勇壮にぶつけ合い、多くの観光客を楽しませた。
矢来(やらい)と呼ばれる木で組まれた高さ約13メートルの囲いの中で、1組21人の各チームが、竹竿の先に付けた提灯を「ソーレ、ソーレ」と掛け声を挙げてぶつけ合うと燃え上がるものも続出。観衆から「すごい」と歓声が上がった。子どもの部に参加した小学生たちも、大人さながらに提灯をぶつけ合った。
新潟県阿賀野市に住む会社員、吉田徹さん(55)は、妻のめぐみさん(52)の故郷の祭りを見ようと初めて訪れた。徹さんは「あんな長い竹竿で提灯をぶつけ合うのにびっくりした。面白い」と楽しそうに見入っていた。実行委員長の斎藤満さん(78)は「天気も良く最高に盛り上がった」と満足そうに話した。
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