ハマナス、風に揺れる 鹿嶋・大野潮騒はまなす公園

茨城新聞
2021年4月25日

茨城県鹿嶋市角折の大野潮騒はまなす公園で、ハマナスが見頃を迎えた。市の花として、地元で親しまれる花。ピンクや白色の花弁をはかなげに風に揺らし、来園者の目を楽しませている。

同公園では、「はまなす園」など9カ所に1330株、3600本のハマナスが植えられている。同公園を管理するNPO法人はまなす楽遊会の汀安衛理事長によると、今年は4月上旬から咲き始めた。花は、ゴールデンウイークまで楽しめるという。

ハマナスはバラ科の植物で、北海道や東北の沿岸部を中心に分布。4~7月に開花する。同市大小志崎の「ハマナス自生南限地帯」は国の天然記念物に指定されている。

汀理事長は「今年は暖かく雨もあったため、例年よりも10日ほど早く咲いた」と話した。