スイーツを移動販売 上三川のブルージュ 専用車導入、巣ごもり対応

下野新聞
2021年2月4日

 道の駅しもつけに洋菓子店「トラベルスイーツ」を出店するブルージュ(上三川町上蒲生、宮澤康貴(みやざわやすたか)社長)は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う本県への国の緊急事態宣言解除後、早ければ8日にもスイーツの移動販売に乗り出す。宮澤社長は「スイーツの移動販売は珍しいのではないか」と話している。

 アジア系料理店経営や洋食の出張料理などを手掛けるブルージュは、コロナ禍の影響を受け、テークアウトにも対応しているが、売り上げが落ち込んでいる。一方、道の駅などでのスイーツ販売は好調で、「巣ごもり需要」に結び付いているという。

 スイーツの移動販売は、移動スーパーなどが買い物弱者や外出が難しい高齢者に喜ばれていることを参考にした。宮澤社長は「焼き芋、豆腐も移動販売されている。スイーツだって移動販売できる」と話す。

 展示しながら販売できる専用の軽販売車を導入した。コロナ対策の国の小規模事業者持続化補助金を活用した。

 販売するスイーツはミルフィーユやタルト、パイ、プリンなど約20種類。価格は1個300~800円。当面、高齢者施設や住宅街などでの販売を想定する。宮澤社長は「需要がある所、出店を求められる所に出向いていく。夜の繁華街でも需要が見込める」とみて、夜間営業も計画する。

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