「かしてつ」の勇姿再び 茨城空港で鹿島鉄道写真展 29日まで

茨城新聞
2020年11月14日

「かしてつ」の勇姿再び-。2007年に廃線となった鹿島鉄道(石岡-鉾田間約27キロ)の写真展が、小美玉市与沢の茨城空港ビル1階で開かれている。同空港利用促進等協議会主催。29日まで。

展示されているのは「鹿島鉄道保存会」「鉾田駅保存会」両団体メンバーら、10人が撮影した写真など約170点。かつて筑波山を背景に霞ケ浦湖岸を走る姿は、多くの鉄道ファンや写真愛好家を魅了した。桜やヒマワリ、コスモスなど季節の花々と共に写った作品もあり、鉄道の四季を目で楽しむこともできる。

鉾田市から来た公務員の男性(55)は「懐かしさしかない。できるなら残ってほしかった」と感慨深げ。鹿島鉄道保存会の加藤三千尋代表(51)は「それぞれの心の中で走り続けている鹿島鉄道を、写真を見て地域の人たちと共有してほしい」と話した。

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