最高峰の走り 5万人熱狂 宇都宮でジャパンCクリテリウム 大集団、迫力のゴール争い

下野新聞
2019年10月21日

 アジア最高位の自転車ロードレース「2019ジャパンカップサイクルロードレース」は19日、宇都宮市大通りで市街地周回レース「クリテリウム」を行い、5万人(主催者発表)が世界トップレベルのハイスピードレースに熱狂した。

 今回で第10回となるクリテリウムには、世界トップカテゴリーのワールドチーム5チームをはじめ国内外の22チーム、計118人が出走。上河原交差点から東武馬車道通り入り口までの特設周回コース(1周2・25キロ×17周=全長38・25キロ、パレード2周含む)で争った。

 レースはワールドチームが、長く伸びた集団を統率した。10周目に入る手前200メートル付近で40人以上の集団落車が発生したため、一時中断した。その後、残り5周回に変更してレースを再開した。

 最後は大集団の激しいゴールスプリント勝負となり、エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)が僅差で制し、初優勝を飾った。トレック勢の優勝は2年連続4度目。日本人最高は5位の孫崎大樹(まごさきだいき)(ブリヂストン)、県勢は宇都宮ブリッツェンの鈴木龍(すずきりゅう)の8位が最高だった。

 大会最終日は20日午前10時から、同市森林公園周回コース(10・3キロ×14周=144・2キロ)で本戦のロードレースを行う。

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